ケモノの従者と王子の花嫁
- あおい
- 「そろそろ撮影の準備しようかな」
アーレントは、なにしてるんだろ。
みんなと流星群を見ているのだろうか。
- あおい
- 「私、なんでこんな風に 思ってるんだろう…?」
その時、窓の外に黒い影が横切った。
そして――。
- ???
- 「あおい」
…幻聴?私は窓の外を見た。
- あおい
- 「アーレント!」
急いで窓を開ける。
- あおい
- 「こんな時間に、どうしたの!?」
- アーレント
- 「あおい」「俺と星を見に行こう」
- あおい
- 「見に行くって…どこに?」
ここからでも見えると思うけど…。
すると、アーレントは目を細めて笑い私を抱きかかえる。
- あおい
- 「わっ…!」
- アーレント
- 「連れて行きたい場所がある。 少しの間、我慢してくれ」
そう言うと、大きな羽音とともに大空へと舞い上がる。
- あおい
- 「…っ!」